当院では、2013年6月より東芝メディカル社製320列160mmエリアディテクター搭載X線CT「Aquilion ONE」が稼働しています。このCTは、最短0.35秒/1スキャンで最大160㎜の範囲の連続撮影ができるため、造影剤を使った4次元的な検査(頭部の血流動態)などに対して威力を発揮します。
頭部単純CT
ペースメーカーや材質不明な金属などがあって、MRIが行えない方、出血の有無や頭部外傷による骨折の有無を確認したいときなどに行います。
骨折の有無の確認には撮影データをもとにした立体的な3次元画像(3D)も作成します。
入室してから5分程度で検査は終了します。
造影CT
脳動脈瘤や血管の狭窄、脳腫瘍などの観察に腕の静脈から造影剤を注入しながら撮影を行い、血管だけの3次元画像や、腫瘍とつながっている血管の立体的な観察を行うことが出来ます。また、灌流画像(perfusion)の撮影も可能です。
検査時間は、入室してから約10~20分程度で終了します。
その他の造影検査
椎間板ヘルニアなどの検査で、造影剤を脊髄腔に注入後に撮影する脊髄腔造影CT、心臓に血液を送っている冠動脈の造影CT検査なども行っています。
冠動脈3DCTA