当院は、急性期から回復期まで、入院早期からリハビリ介入が可能です。また、退院後、その方やご家族の意向に沿った環境への適応を目指し、多職種と協同して支援を行っています。より早期に社会復帰できるよう、個人の生活・環境に応じ、活動範囲を拡げることを目指します。
当科は10階建ての8階にあり、窓が多く設置された景色が良い環境です。夕暮れ時には、夕日がとても美しく、佐渡も良く見えます。リハビリ室は、作業療法室と理学療法室の壁がなく自由に利用できる空間になっています。
急性期病棟
発症早期から病状の変化やバイタルサイン等のリスク管理を行いながら、多職種と連携し早期離床を促すことで機能回復の促進、二次的合併症いわゆる廃用症候群の防止が期待でき、早期社会復帰につなげていきます。
回復期リハビリテーション病棟
早期回復、在宅復帰を目的に、歩行・食事・排泄・入浴など日常生活訓練、高次脳機能訓練などを行っています。当院では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が365日体制でリハビリテーションを行っています。また、在宅復帰に向けて、介助方法の指導、多職種と連携し住宅改修や環境調整等のアドバイスを行い、患者様とご家族にとってより良い生活を送れるよう退院支援しています。
理学療法 ( Physical Therapy : PT )
脳血管疾患により、麻痺を生じた身体の機能回復を図るととともに、早期より寝返り・起き上がり等の基本的な日常生活で必要となる動作の獲得、装具や杖などの適応も検討しながら訓練を進めていきます。
作業療法 ( Occupational Therapy : OT)
麻痺を生じた身体の機能回復を図るとともに、食事・トイレ・着がえ・洗面・入浴など日常生活が楽に行えるよう介入、提案をしています。また、患者様の生活してこられた環境、ご意向に基づき、料理・洗濯・掃除等の家事動作や手工芸も行っています。
言語聴覚療法( Speech Therapy : ST )
脳卒中や頭部外傷の脳損傷により、後遺症として失語症、構音障害、高次脳機能障害、嚥下障害等があります。これらの症状に対し、評価訓練を行い、社会復帰や自分らしい生活が出来るよう支援していきます。また、実用的コミュニケーション手段の検討、家族指導、復職への環境調整等も行っています。
運転再開支援
医師の指示に基づき、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が自動車の運転再開について評価します。ドライブシミュレーターも導入され、模擬的な運転動作の訓練、評価が行われます。また、状況に応じて、自動車学校での運転再開支援講習を受ける場合もあります。
卒後教育
①ブレインカッティング(病理解剖)が見学可能で病理部長からの細かい説明は必見です
②院内研究会が毎年11月に開催、部署ごとに研究発表あり
③日本臨床脳神経外科学会にて発表する機会あり
④作業療法室・言語聴覚室では近隣病院との合同勉強会を開催
※リハビリテーション科では、新人教育プログラム、プリセプター制度を導入しています。